｢愛してる｣と言ってみた

12年の付き合い
告白してきたのは妻からだった

俺は軽い気持ちで･･･いや大部分が下心のまま妻と付き合い始めた でもそのうち俺も妻のことが好きになっていた 最初のデートはどこだったか･･･初めてのキスはいつだったか･･･覚えていない

数え切れないくらいデートもした
キスもしたしセックスもした
好きだと何度も言った
妻も何度も言ってくれた

プロポーズは俺からだった
大学4年で妻も同じ大学で卒業したら結婚しようと

妻は即答で｢はい｣と言った ｢やっと言ってくれた｣と言って笑顔のまま泣いた 場所は海浜公園だったか 身内だけの小さな結婚式を挙げ2人で暮らし始めた

俺の送った安い結婚指輪を妻はどんな時も外さない だから俺も外したことはない

もう煽るもの面倒だから勝手に語れよと思うけど よく平日の昼間からこんなスレ立てようと思うよね

キモい

何度もケンカをした
お互いのことを理解しあっていても相容れない部分もある 意地を張り合って離婚直前までいったこともあった

しかしお互いに人生の伴侶は他にいないことも理解している だからこうして今も結婚生活を送っている

妻との思い出は数え切れないぐらいにある

だがその12年間の思い出の中に｢愛してる｣と妻に言ったことがあっただろうか

思い返してみるが心当たりが無い 結婚してからも言っていない 結婚式でもプロポーズの時にも言っていない

俺は再びスレッドを見る

幸せそうなレスが溢れている ふと俺も言ってみようかと思ったが少し考えてみた

今更そんなことを言ってどうする

｢はぁ？｣と言われて終わりかもしれない

そうなれば俺はただ恥ずかしい思いをするだけじゃないか こんなネット中毒者共に毒されてどうするんだ そんなこと言わなくても俺は妻とうまくいっているしお互い愛し合っていることは分かっている


俺はネットを中断してリビングへと向かった

妻はベランダに出て洗濯物を干していた 穏やかに微笑みながら俺のワイシャツを干してくれている

妻は俺に気付くとその手を止めることなく聞いてきた

｢あなた、お昼ご飯何が食べたい？｣

コピペ誕生の瞬間である

せめてもうちょいリアルに書けよ

俺は ふと なんとなく

自分はとても幸せなんだなと思った

この女と出会えて 付き合えて 結婚できて良かったと思った

｢あのさ｣

俺の口は自然に言葉を吐き出していた

｢うん｣


｢愛してる｣

｢は？｣

くさすぎ

俺は思わず口を抑えた

何を言ってるんだ俺は しかも予想した通りの反応じゃないか

｢なんて？｣

妻は自分のシャツを手に持ったまま俺の方を向いて聞いてくる 俺は顔から火が出そうな気持ちになり妻から顔を逸らした

体温が上がるのを感じる
おそらく俺の顔は真っ赤だろう

｢なんでもない｣
｢なんか言ってた｣

｢ラーメンが食べたいって言ったの｣

俺は点いていたテレビの方へ目を向けた その視線の先に妻が回り込んでくる

シャツをまだ手に持ったまま俺の目を覗き込んでくる

｢そんなんじゃなかった｣

背の低い妻
俺よりも20センチ以上も小さい

その妻が伸びをしながら俺の視界をふさいでくる その目は妙にキラキラとしているように感じた

｢ん？もう1回言って？｣

観念した

｢･･･愛してる｣

妻はまず驚いた顔になった
そしてみるみるうちに満面の笑みになった

そしてぴょんとジャンプして俺の首に抱きついてきた

｢うわっ｣

俺は尻からソファに落ちるとそのまま上半身を押し倒された

そしてキスの嵐

頬に 首に そして唇に

それが止むと妻は首に抱きついたまま言った

｢初めて言ってくれた｣

そして


｢私も愛してます｣

涙声だった

(VIPplusで書けばいいのに…)

なんだ
こんな短い言葉一つで俺たちはまだまだ深く強くなれるじゃないか

俺も何故か涙が溢れてきて2人で泣いた

悲しくもないのに泣いた

泣き止んだ後俺と妻は手を繋いでソファに座った

｢･･･初めてデートしたのってどこだっけ？｣
｢駅前の映画館、5月20日｣

妻は即答で言った

｢初めてキスしたのは？｣
｢放課後、教室、6月4日。初めてのエッチはあなたの家で6月13日。プロポーズは11月30日。結婚記念日は4月10日｣

｢すごいな｣

｢今日は、初めて愛してるって言ってくれた日｣

妻はそう言うともう一度唇にキスをして立ち上がった

｢お昼ご飯何が食べたい？｣

完

俺もさ腕立て一回するごとに大声で愛してるって大声で叫んだ結果愛のあるマッチョを目指すようになったよ

しりとりしようぜ
しりとり で「り」からな

リン

まぁ創作なんだけど

妻どころか彼女もいないけど

ンジャメナ

ここで目が覚めた
みたいに書けば良かったのに

このあと滅茶苦茶セックスしたって書こうかなとは思った

なんだかんだで読まされた

なんだろう目から水が、、、